アムラバト獲得目指すユナイテッド、依然として状況進まず… 放出候補ファン・デ・ベークの新展開待ち

[写真:Getty Images]

フィオレンティーナのモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(27)の獲得を目指しているマンチェスター・ユナイテッドだが、依然としてこう着状態に陥っているようだ。イギリス『Caught Offside』が伝えている。

中盤のラストピースとして、アムラバトに目を向け続けている今夏のユナイテッド。フィオレンティーナ側も最高経営責任者(CEO)を務めるジョー・バローネ氏が退団を示唆しており、アムラバトは19日のセリエA開幕節ジェノア戦で出番を与えられず。24日に行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)予選プレーオフのラピド・ウィーン戦ではメンバー外となっていた。

続いて27日に行われるセリエA第2節レッチェ戦のメンバーからも外れたアムラバトだが、欧州の移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、この27歳はユナイテッドが動き出すのを待っているとのこと。移籍実現に向け、市場が閉じるまではベストを尽くすようだ。

フィオレンティーナもユナイテッドがすぐに動くことを期待しているというが、選手の放出を先に進める必要があるユナイテッドはアムラバト獲得に向けた正式なオファーをまだ提示することができていない模様。こちらは元オランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベーク(26)の移籍の進展を待っているという。

ファン・デ・ベークの移籍先候補に挙がっていたレアル・ソシエダは、ロシア代表MFアルセン・ザハリャン(20)を確保したが、ロマーノ氏によるとソシエダの獲得リストにはファン・デ・ベークがまだ残っているとのこと。しかし、レンタルでの獲得しか望んでいないため、交渉が停滞しているようだ。

その一方、他のクラブがファン・デ・ベーク獲得に動き出す気配も出てきている模様。ファン・デ・ベークの移籍が決まれば一気にアムラバトのユナイテッド移籍も進みそうだが、どのように動いていくのだろうか。

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