昇格組シェフィールド・ユナイテッドが粘りを見せるも、マンチェスター・シティが貫録勝ち|プレミアリーグ

写真:同点弾を許した3分後にロドリが勝ち越しゴール

8月27日、プレミアリーグ第3節のシェフィールド・ユナイテッド vs マンチェスター・シティの試合がブラモール・レーンで行われた。

シェフィールド・ユナイテッドは3-5-2の布陣を採用。守備時には5バック気味になってゴール前を固める戦い方を選択した。マンチェスター・シティはジョゼップ・グアルディオラ監督が腰の手術を受けたため欠場し、フアン・マヌエル・リージョが監督代行に。布陣は4-2-3-1で、ルベン・ディアスとナタン・アケがセンターバック、ロドリとマテオ・コヴァチッチがダブルボランチを組んだ。

序盤からマンチェスター・シティがボールを保持し、相手守備網の突破を試みる展開に。12分、ルイス・ディアスからのスルーパスをフリアン・アルバレスがペナルティーエリア内で受けて左足のクロスを入れ、アーリング・ハーランドがヘディングシュートを放つが、これは力なくGKにキャッチされる。

シェフィールド・ユナイテッドは16分頃にベン・オズボーンが左足を痛めてプレー続行不可能となり、18分にハセル・ラローチとの交代を余儀なくされる。

20分にはベルナルド・シウヴァのFKをロドリがヘディングでつなぎ、アケが押し込んだものの、ロドリのポジションがオフサイドとなりゴールは認められず。27分にはウォーカーのアーリークロスからハーランドがニアサイドでボールを受け、相手を背負いながら反転し左足でシュート。DFに当たったこぼれ球をアルバレスが押し込もうとしたが、ここはシェフィールドのGKウェス・フォデリンガムが右手でブロックした。

35分、マンチェスター・シティがアタッキングサードでパスをつなぎ、グリーリッシュのスルーパスを受けたアルバレスが折り返したところ、ジョン・イーガンの手に当たりPKの判定に。ハーランドのキックはゴール右下隅を狙ったが、右ポストを直撃してゴールならず。

その後もマンチェスター・シティが攻め続け、前半は83パーセントという圧倒的なポゼッション、相手のシュートをゼロに抑えながらもゴールは奪えず、スコアレスで折り返す。

後半もマンチェスター・シティが攻め続ける展開が続く。61分にはコヴァチッチのスルーパスからハーランドが左足でループ気味のシュートを放ったが、フォデリンガムが左手1本で弾き出した。

それでも63分、コヴァチッチからのボールを受けたグリーリッシュがペナルティーエリア内に侵入し、対面のマーカーを外して左足でクロス。ハーランドが打点の高いヘディングシュートをたたき込み、ついにマンチェスター・シティが先制する。

対するシェフィールド・ユナイテッドも74分、ジャック・ロビンソンのロングスローの流れからグスタヴォ・ヘイメルがシュート。ルイス・ディアスにブロックされたが、このプレーを機に流れをつかむと、迎えた85分。カウンターからベニー・トラオレが左サイドで粘りを見せるとそこからボールがつながり、途中出場していたジェイデン・ボーグルが強烈なシュートを突き刺して同点に追いつく。

マンチェスター・シティは直後にコヴァチッチを下げてフィル・フォーデンを投入。一気に攻撃のスイッチを入れて波状攻撃を仕掛けると、88分にはウォーカーのクロスをフォーデンがつなぎ、ロドリが左足を振り抜いてすぐさま勝ち越しに成功する。

その後、シェフィールド・ユナイテッドも必死の反撃を試みたが同点に追いつくことはできず、そのままタイムアップ。マンチェスター・シティが開幕3連勝を飾り、逆にシェフィールド・ユナイテッドは3連敗となった。

次節、シェフィールド・ユナイテッドはホームでエヴァートンと、マンチェスター・シティはホームでフラムと対戦する。

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