62分間を10人で戦ったリヴァプールがヌニェスの2ゴールで大逆転勝利。スタメン出場の遠藤航は58分に途中交代|プレミアリーグ

写真:途中出場から2ゴールを挙げたヌニェス

現地時間8月27日、プレミアリーグ第3節のニューカッスルvsリヴァプールの一戦が、セント・ジェームズ・パークで行われた。

ホームのニューカッスルは前節のマンチェスター・シティ戦と同じスタメンに。中盤は右からサンドロ・トナーリ、ブルーノ・ギマランイス、ジョエリントンという並びで、最前線にはアレクサンデル・イサクが入った。

一方のリヴァプールは、加入2試合目にして遠藤航がスタメン入りを果たした。中盤はその遠藤がアンカーに入り、インサイドハーフにドミニク・ソボスライとアレクシス・マクアリスターが並ぶ形に。最前線には前節スタメンのディオゴ・ジョタに代わりコーディ・ガクポが入った。

スタジアムの大歓声に押されるように、序盤からテンションの高い攻防が繰り広げられる。17分、遠藤が左サイドのルイス・ディアスに展開すると、ルイス・ディアスは長い距離をドリブルで運び自らシュート。これはGKニック・ポープに防がれる。

しかし25分、自陣でボールを回していたリヴァプールは、モハメド・サラーのバックパスをトレント・アレクサンダー・アーノルドがまさかのトラップミス。これを逃さずボールを運んだアンソニー・ゴードンがGKアリソンとの一対一を制して先制ゴールを挙げる。

さらに28分、ゴードンからのスルーパスにイサクが反応すると、フィルジル・ファン・ダイクが後ろから倒してしまい決定機阻止として一発退場。このプレーでニューカッスルが得たFKはゴールにつながらなかったが、リヴァプールとしては2試合連続で退場者を出す苦しい展開に。33分にリヴァプールはルイス・ディアスを下げて、ジョー・ゴメスを投入し、守備の立て直しを図った。

攻勢を強めるニューカッスルは36分、ショートコーナーからのクロスが跳ね返されるも、そのボールがミゲル・アルミロンのもとへ。アルミロンは胸トラップから右足で強烈なボレーシュートを放ったが、GKアリソンのスーパーセーブの前に阻まれる。

このままスコアは動かず、1-0のまま前半が終了する。

後半も序盤から数的有利となったニューカッスルが攻勢を強めていく。46分、47分と立て続けにゴードンがドリブルでチャンスを作るも、ともにゴールにはつながらず。対峙するアレクサンダー・アーノルドはすでにイエローカードを1枚もらっており、難しい対応を強いられる時間が続く。

そして58分、リヴァプールはガクポと遠藤を下げてジョタとハーヴィー・エリオットを投入。遠藤はデビューから2試合連続で1人少ない状態でのプレーを強いられたが、ここでベンチに下がることになった。

追加点を挙げて試合を決定づけたいニューカッスルは72分、3枚替えを敢行。カラム・ウィルソン、ハーヴィー・バーンズ、ショーン・ロングスタッフを投入する。

76分には自陣でボールを受けたアルミロンが長い距離をドリブルで駆け上がり、そのままペナルティエリアまで侵入して左足でシュート。GKアリソンの手が届かないコースに飛ぶも、ポストに阻まれゴールはならず。

リヴァプールにとっては苦しい時間が続いていたが、途中出場のダルウィン・ヌニェスがゴールをこじ開ける。81分、自陣でボールを回していたリヴァプールはアレクサンダー・アーノルドの縦パスをサラーがワンタッチでジョタへ。ジョタからヌニェスへのパスはDFの背中に当たるも、ヌニェスがこれを拾って右足で強烈なシュートを放ち同点ゴールを挙げる。

さらに90+3分、高い位置でボールを奪ったリヴァプールはサラーが一気に前線のヌニェスへ展開。抜け出したヌニェスが再び右足を振り抜き逆転ゴール。このまま試合は終了し、1人少ないリヴァプールが逆転勝利を収めた。

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