広がるオレンジ色のじゅうたん 宇都宮でキバナコスモス見頃

山あいの休耕田をじゅたんのようにうめるキバナコスモス=27日午前10時15分、宇都宮市長岡町

 宇都宮市長岡町の休耕田でキバナコスモスが見頃を迎え、鮮やかなオレンジ色の花が里山の緑とのコントラストを織りなしている。約35アールの休耕田は宇都宮美術館の駐車場から南約600メートルにある。同所、鈴木康夫(すずきやすお)さん(87)が長年、管理している。

 今年も丹精して育て、例年より1週間早い今月上旬に咲き始めた。満開となった27日は、散策に訪れた人たちが写真を撮るなどして見物を楽しんだ。見頃は9月上旬まで続く。

 鈴木さんは「一般的なコスモスよりも早く花が咲くように栽培している。夏から秋に移り変わる景色を楽しんでもらえれば」と話していた。

© 株式会社下野新聞社