イタリア代表監督を辞任したマンチーニ氏がサウジアラビア代表の新指揮官に就任!

[写真:Getty Images]

サウジアラビアサッカー連盟(SAFF)は27日、ロベルト・マンチーニ氏(58)が新監督に就任したことを発表した。

なお、イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』によれば、契約期間は2027年までの4年契約で、年俸は税抜きで2500万ユーロ(約40億円)になるとのことだ。

マンチーニ氏はサウジアラビア代表監督の就任について自身のインスタグラムを通じて、以下のように喜びを語った。

「この度、サウジアラビアサッカー連盟のナショナルチームのヘッドコーチに就任することになりました。このような名誉ある役割に抜擢されたことを大変嬉しく、光栄に思います。ヤセル・アル・ミセハル会長に感謝したい」

「私はこのような刺激的な新プロジェクトを引き受けることを光栄に思っている。このプロジェクトは、国のサッカー部門を成長させるという共通のビジョンと目的に基づくものであり、私の心に常に寄り添ってきた若い才能や未来の世代を育てるものでもあります」

「この仕事はイタリアサッカーの重要性を認識することでもあり、私は誇りを持ってイタリアの文化を世界に発信していくつもりだ」

これまで、フィオレンティーナやラツィオ、インテル、マンチェスター・シティといったクラブを率いてきたマンチーニ氏。2018年5月からはイタリア代表監督に就任し、ユーロ2020では見事優勝。しかし、2022年カタール・ワールドカップ(W杯)はヨーロッパ予選のプレーオフで敗退し、本大会出場を逃していた。

カタールW杯後もチームを指揮していたマンチーニ氏は、このままユーロ2024本大会や2026年の北中米W杯を目指し、2026年までの契約を全うするものと思われていたが、13日、イタリアサッカー連盟(FIGC)によって突如辞任が発表された。

サウジアラビア代表では、3月末にエルヴェ・ルナール監督(現フランス女子代表監督)が退任して以降はサアド・アル・シェフリー氏が暫定監督を務めていた。

なお、マンチーニ氏の初戦は9月8日にイングランドで行われる国際親善試合のコスタリカ代表戦となる。

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