子ども用ライフジャケット100着、滋賀県に寄贈 県下水道維持協会「痛ましい事故がないよう」

ライフジャケット100着を県に贈った県下水道管路維持協会の清水会長(右)=22日午後、県庁

 水辺の活動の安全対策に役立ててもらおうと、滋賀県下水道管路維持協会(大津市)が子ども用ライフジャケット100着を県に寄贈した。琵琶湖では今月、子どもを含む4人が水難事故で亡くなっており、同協会は「事故のないよう有効利用してほしい」としている。

 下水道の維持管理技術の調査研究や研修会などを行っている同協会が、1993年の設立から30年を迎えたのを機に社会貢献活動の一環で寄贈した。

 贈呈式は22日に県庁であり、同協会を構成する事業者が出席した。三日月大造知事にライフジャケット(計35万円相当)の目録を手渡した清水重郎会長(73)は「県内では琵琶湖と接する機会が多いが、痛ましい事故がないようにすることが大事」と話していた。

 贈られたライフジャケットは、びわ湖こどもの国(高島市)や関西みらいローイングセンター(大津市)が開く水辺の催しで活用する予定。

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