高校生が夏休みの宿題をサポート 小学生指導 茨城・潮来

宿題に取り組む児童(左)と見守る高校生=潮来市潮来

夏休みを過ごす小学生に規則正しい生活を送ってもらうとともに、保護者の負担軽減につなげようと、茨城県潮来市社会福祉協議会(市川隆男会長)は21~25日、同市潮来の同協議会で「夏休みの宿題教室」を開催した。

教室は2018年から始まったが、コロナ禍で20年から3年間は中止。今回、4年ぶりの実施となった。市内在住か通学の高校生らが見守る中、小学4~6年生13人が参加。午前9時から午後3時まで、45分単位で5時間分のスケジュールが組まれており、児童らは和やかな雰囲気の中、各自の進捗(しんちょく)状況に合わせてドリルや作文などの宿題に取り組んでいた。また、夏の思い出にしてもらおうと、休み時間や終了後には、お菓子やかき氷が振る舞われた。

延方小5年の谷口大翔君(11)は、算数や理科のドリルに取り組み、「分かりやすく教えてもらった。できるだけ早く終わらせたい」と意気込んだ。

学校での募集を見てボランティアとして参加したという潮来高2年の塙彩花さん(16)は、「思い出しながら教えている。教師を目指しているので、こうした経験は自分のためにもなる」と話した。

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