感謝の思い託して 真岡でアンブレラスカイ 廃棄の150本広げてつるす

廃棄された傘を再活用したアンブレラスカイ

 【真岡】真岡青年会議所は27日、下籠谷(しもこもりや)の井頭公園で、廃棄された傘を広げてつるす「アンブレラスカイ」の催しを行った。

 感謝の思いを伝える「彩華」と名付けた企画で、多様性などについて考える意味も含まれている。県東地域の企業や団体、芳賀地区エコステーションなどから使わなくなった傘150本を集め、ボランティア活動に携わる真岡女子高生徒が「ありがとう」といったメッセージを書いて飾った。

 カラフルな傘が並んで青空に映え、来場者は短冊に願いや身近な人への言葉を書いて傘に飾り付けるなどして楽しんでいた。

 家族3人で訪れた益子町七井中央、介護福祉士藤島(ふじしま)のり子(こ)さん(52)は「企画の名称が長女の名前の漢字と同じで気になって来た。色とりどりの傘がきれいで、感謝の言葉の大切さが伝わる」と見入っていた。

 同じ傘を活用し、28日から9月3日まで東郷の大前(おおさき)神社でもアンブレラスカイを行う。

廃棄された傘を再活用したアンブレラスカイ

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