マダライルカ赤ちゃん、報道公開 和歌山・太地町、くじらの博物館

いけすで元気に泳ぐ、生後約1カ月となったマダライルカの赤ちゃん(下)=28日午前、和歌山県太地町の町立くじらの博物館

 和歌山県太地町立くじらの博物館は7月25日に生まれたマダライルカの赤ちゃんが順調に育っているとして28日、報道陣に公開。赤ちゃんイルカは体長約85センチ、推定体重8キロで、雌と判明した。マダライルカの誕生例は国内の水族館では少なく、同博物館では初めて。一般公開は未定。

 マダライルカは成長とともに体に斑点の模様が増えるのが特徴。最大で体長2.6メートル、体重120キロになる。神経質で飼育が難しいとされ、国内での飼育数も少ないという。稲森大樹館長は「順調に育ってくれている。慎重に見守っていきたい」と話した。

 母親「ラナ」は20歳、父親「リオ」は14歳で、いずれも体長約2メートル。

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