「恐竜科学博」 希少な標本「デンヴァーサウルス」

現在、東京ミッドタウンで開催中の「恐竜科学博」から、注目の恐竜を中継でご紹介します。きょう紹介するのはデンヴァーサウルスです。体長は約5.5メートルで、6600万年前に生息していたとされています。

ここに展示されている骨格標本の愛称は「タンク」、つまり戦車と呼ばれていて、その名の通りガッシリしてるのがわかります。

ここで恐竜クイズです。恐竜には種類がありまして、翼があるものは翼竜、角があるのは角竜と分類されますが、このデンヴァーサウルスは何竜に分類されるでしょうか?

正解は、鎧竜です。鎧竜というのは群れをつくらず生活していたとみられており、それだけに発見が難しく、デンヴァーサウルスの化石は他の化石に比べて希少なんです。

さらに、背中をおおう骨の部分は、化石になる過程でばらばらになり失われてしまうことが多いのですが、この「タンク」は背中の骨が100個以上見つかっており、デンヴァーサウルスの中ではもっとも完全な標本骨格だといわれています。

このデンヴァーサウルスをはじめ、様々な恐竜の貴重な化石や標本を見ることができる恐竜科学博は、9月12日まで開催です。

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