和歌山・有田沖で男性遺体 沈没貨物船の乗組員か

和歌山県警察本部

 和歌山県警は28日、同県有田市沖の沖ノ島の海岸で27日、男性の遺体が発見されたと明らかにした。24日に和歌山県沖で日本船籍の貨物船「いずみ丸」がリベリア船籍のコンテナ船と衝突、沈没し、2人が行方不明になっており、第5管区海上保安本部(神戸)が関連を調べている。

 県警有田湯浅署によると、27日午前10時35分ごろ、釣り客から「うつぶせの人がいる」という内容の110番があった。

 事故は和歌山県日高町から北西約15キロの海域で発生。いずみ丸の乗組員5人のうち3人がコンテナ船に救助されたが、50代の男性船長と1等航海士(67)の男性が行方不明になった。

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