トランプ氏、高支持率維持 米共和党、討論会欠席響かず

Tシャツにトランプ前米大統領の写真をプリントする店員=25日、ロサンゼルス(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】ロイター通信などは27日までに、2024年米大統領選の共和党候補指名争いを巡る世論調査で、トランプ前大統領を支持すると答えた人が52%となり、23日の共和党第1回候補者討論会を欠席したにもかかわらず高支持率を維持していると発表した。2位のデサンティス・フロリダ州知事は13%にとどまった。

 トランプ氏は討論会を欠席した代わりに、X(旧ツイッター)で事前収録インタビューを公開し、再生回数は2億6千万回を突破。他候補との論戦から距離を置く戦略が奏功した形で、今後も討論会への欠席を続け、独自に発信を重ねる可能性が高まりそうだ。

 3位はトランプ氏に仕えたペンス前副大統領で6%。討論会での積極的な発言で脚光を浴びた若手実業家ラマスワミ氏は5%と伸びず、ヘイリー元国連大使が4%と続いた。トランプ氏批判の急先鋒クリスティー前ニュージャージー州知事など他の候補は埋没した。

 今回の世論調査は討論会直後の24、25両日に実施された。トランプ氏は前回世論調査での47%から5ポイント伸ばした。

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