カナダ海軍艦船3隻が寄港 横須賀、台湾方面に展開も

海上自衛隊横須賀基地に寄港した(左から)カナダ海軍のフリゲート艦「オタワ」、「バンクーバー」、補給艦「アストリクス」=28日午後、神奈川県横須賀市

 カナダ海軍のフリゲート艦など3隻が28日、海上自衛隊横須賀基地に寄港した。カナダは近年、インド太平洋地域への関与を強化。基地を出港後、一部の船は台湾海峡の通過も含めた作戦に従事する可能性がある。

 寄港したのは、いずれもフリゲート艦の「オタワ」、「バンクーバー」と補給艦「アストリクス」。28日午前、自衛隊の音楽隊が歓迎の演奏をする中で入港した。9月1日まで停泊する予定という。

 在日カナダ大使館によると、カナダは昨年、インド太平洋地域への関与を強める新たな戦略を発表。駐日武官のロバート・ワット海軍大佐は「この地域における安全保障や商業、人権への関与を深めていく」と話した。

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