飲酒量は週2杯まで、米政府検討 男性1日2杯見直し、保守派反発

米ロサンゼルスの酒販店に並ぶビール=2008年6月(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】お酒は週2杯まで―。米政府が将来、飲酒量をビールやワインなど週2杯以下に制限するよう国民に勧告する可能性があるとして話題になっている。男性は1日2杯まで、女性は1杯までと推奨している現行の指針を2025年に見直す予定で、米国立機関のトップが28日までに、アルコール摂取をより少なくすべきだとの考えを示した。

 政府が国民生活に介入することを嫌う保守派の一部は早速「政府に指図される筋合いはない」と反発している。

 米国の指針は1杯の定義について、ビール(度数5%程度)は354ミリリットル、ワイン(同12%)147ミリリットル、蒸留酒(同40%)44ミリリットルとしている。

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