華やかに「やかげ小唄おどり」 優雅な舞 古い町並み彩る

旧矢掛本陣前で優雅な舞を披露する踊り手たち

 宿場町の風情を残す岡山県矢掛町中心部で26日夜、「やかげ小唄おどり」が開かれ、白い浴衣と編みがさ姿の踊り手が、古い町並みを華やかに彩った。

 町民ら男女約40人が、町内の名所などを歌った「矢掛小唄」に合わせて、旧矢掛本陣や旧脇本陣(共に国重要文化財)前など3カ所で優雅な舞を披露。大勢の写真愛好家らが盛んにシャッターを切っていた。

 家族で訪れた会社員男性(39)=岡山市北区=は「町並みが引き立ち、見応えがある踊りでした」と話していた。

 やかげ小唄おどりは、旧山陽道に約150個の行灯(あんどん)をつるし、日没後に点灯する「やかげ夏の行灯まつり」(28日まで)のメイン行事。4年ぶりに開催された。

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