大河ドラマ「どうする家康」第34回・豊臣の花嫁

江戸幕府初代将軍・徳川家康の生涯を松本潤主演で描く大河ドラマ『どうする家康』(NHK)。「豊臣の花嫁」と題する第34回(9月3日放送)では、家康を上洛させたい秀吉から、妹の旭を正室に差し出される。

家康(松本潤)のもとに嫁いできた秀吉の妹・旭(山田真歩)(C)NHK

前回(8月27日放送)は『小牧・長久手の戦い』で大勝利を収めたが、総大将・織田信雄(浜野謙太)が秀吉(ムロツヨシ)に抱き込まれ、秀吉へ屈従を命じられた家康(松本潤)。和議の条件として、家康の男児を人質に出すよう秀吉から迫られる。

さらに秀吉が関白に叙せられたという知らせが浜松に届き、家康は名代として石川数正(松重豊)を大坂城へ送る。そこで秀吉の恐ろしさを痛感した数正は、秀吉の臣下に入るべきだと決死の進言。しかし家康の秀吉に対する憎しみは深く、数正はある決断をするのだった。

打倒秀吉を誓ったはずの数正が豊臣方に出奔し、徳川家中に衝撃が走る。家康の片腕だった数正が敵についたということは、秀吉に手の内を知られたも同然となり、追い詰められる家康。だが、そこに未曽有の大地震が発生し、両軍戦どころではなくなる。

しかし何とか家康を上洛させたい秀吉は、妹の旭(山田真歩)を家康に嫁がせ、さらには老いた母まで人質に差し出す。秀吉に屈服するか、全面対決するかの二択を迫られた家康の決断は・・・。

本作は、戦国の世に翻弄されながらも天下統一を決意した男が、襲い来る窮地に次々と決断を迫られながらも、個性派ぞろいの家臣団と力を合わせて生き延びてゆく物語。放送はNHK総合で日曜・夜8時から、BSプレミアムは夕方6時から、BS4Kでは昼12時15分から。

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