若年層も一票投じて 岩手県知事・県議選、投票率アップへ連携

県大Votersが開いたイベントで模擬投票する参加者=盛岡市・県立大アイーナキャンパス

 9月3日投開票の岩手県知事・県議選の投票率アップへ、官民連携の取り組みが広がっている。県立大の学生が啓発イベントを開催し、宮古市選管は若年層の関心を高めようと高校生の協力を得て啓発放送の音声を録音。県選管は情報発信をサポートする事業所の募集を開始した。利便性が高い期日前投票の割合が増えているものの投票率は年々下がる傾向にあり、特に低い傾向の若者や働き盛り世代への働きかけを強めている。

 県立大の学生有志で組織する「県大Voters(ボーターズ)」(佐藤柊人代表)は27日、盛岡市の同大アイーナキャンパスで「選挙公報deえらぼーと」と題したイベントを開催。参加者が実際の知事選の選挙公報を基に候補者を評価し、模擬投票した。

© 株式会社岩手日報社