コナン・グレイ、自らの傷を曝け出した新曲「Winner」をリリース

Conan Gray – Photo: Keith Oshiro (Courtesy of Republic Records)

コナン・グレイ(Conan Gray)が、高い評価を得ているプロデューサー、グレッグ・カースティン(アデル、ゴリラズ、シーア)とタッグを組んだ新曲「Winner」をリリースした。

この新曲の中で、アンセミックなピアノ演奏に乗せて彼はこう歌う。

Now you really are the winner
Yeah, there’s nothing
That ever did quite kill me
More than what you did
Now you really are the winner
Take a bow cos you’re the winner.
今、君は本当に勝者だ
そう、(君に勝るものは)何もない
君がしたこと以上に僕を傷つけたものはない
今、君は本当に勝者になったんだ
勝者になった君にひれ伏そう

彼はプレスリリースの中で新曲「Winner」について次のように説明している。

「この曲は午前2時に書きました。ピアノの上で、全てが一気に溢れ出てきたんです。その瞬間、僕はようやく“もういい、よくやったよ。君はやり遂げた。君はこれまでの誰よりも僕を傷つけることができたんだ”と感じられて、不思議と清々しい気分でした。自分は傷ついているんだと認めることで、ある種の自由を得られることがわかったんです。もう逃げることなく、“君の勝ち、君が僕を傷つけた”という事実に向き合うことでね。この曲が、人々がその自由のかけらを見つける手助けになることを願っています」

「Winner」は、コナン・グレイにとって「Never Ending Song」に続く2023年2曲目の新曲だ。今年5月にリリースされた「Never Ending Song」は、これまでに全世界で4,000万回近いストリーミング再生を記録し、YouTubeでのミュージック・ビデオの再生数は500万回に迫っている。

「Never Ending Song」リリース時に彼はこう語っていた。

「最近の自分をそのまま反映したような曲を作りたかったんです。自分の感情を嘆くのではなく、祝福するような曲だと感じています。僕たちが共に成長し、変化していくことはとても美しいことです。“Never Ending Song”は物語の始まりなんです」

「Winner」と「Never Ending Song」は、彼が2022年に発表した2作目のスタジオ・アルバム『Superache』に続く新曲となる。デビュー作『Kid Krow』で共作したダン・ニグロと再びタッグを組んだアルバム『Superache』は、その率直なソングライティングと脆く感情的な歌詞がZ世代に共感を呼んだ。

Written By Rhian Daly

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