女性消防員が苦労語る 全国160人が交流会

 全国の女性消防職員による交流会が21日、横浜市中区の市開港記念会館で開かれた。東北から九州にかけての26都府県から約160人が参加し、命を守る仕事へのやりがいとともに、女性ゆえの悩みや苦労を語り合った。

 交流会事務局によると、女性消防職員は1969年に横浜、川崎両市で採用されたのが先駆け。97年から交流会を重ねており、今年が20回の節目となった。

 大分県中津市消防本部の女性(23)は「熊本・大分地震では救助に出動できずもどかしかった」としつつ、「命を救う手伝いができるのは恵まれた環境。多くの現場を踏んで成長したい」と意欲を示した。

 神奈川県内からは横浜、川崎両市のほか、相模原、茅ケ崎、小田原市などから多数が参加した。

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