最大野党「遺憾」と批判 鴻海創業者の出馬表明

 【台北共同】来年1月の台湾総統選にシャープの親会社である鴻海精密工業の創業者、郭台銘氏(72)が無所属で出馬すると表明したことに対し、最大野党の国民党は28日「誠に遺憾だ」と批判する談話を発表した。政権交代を実現するため同党の公認候補、侯友宜・新北市長(66)を共に支持するよう求めた。郭氏は国民党の公認争いで侯氏に敗れた経緯がある。

 総統選にはこのほか与党、民主進歩党(民進党)の頼清徳副総統(63)、台湾民衆党の柯文哲・前台北市長(64)が出馬を表明。各種世論調査では頼氏が優位を維持している。

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