静岡県警の警察官を逮捕 都内で酒に酔い警視庁の警察官を暴行か 7月以降で4人目の逮捕者という異常事態

8月26日、東京・渋谷区で警察官に顔を蹴るなどの暴行を加えたとして、静岡県警の20代の警察官が逮捕されました。県警の警察官が逮捕されるのは7月以降、4人目です。

公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは、静岡県警の20代の警察官の男です。

警視庁によりますと26日午後7時ごろ、東京・渋谷区でトラブルになっていると通報を受けて駆けつけた警視庁の警察官ともみ合いになり、顔を蹴るなどの暴行を加えた疑いがもたれています。

逮捕された警察官は当時、プライベートで都内を訪れていて、酒に酔った状態だったということで、警視庁は事件の詳しいいきさつについて調べています。

静岡県警では、7月から警察官が相次いで逮捕される異常事態が続いています。7月には三島警察署の警察官が、女性の家に侵入した疑いで、また白バイ隊員がパトロール中に車から現金などが入ったバッグを盗んだ疑いで逮捕され、その後起訴されています。

こうした事態を受け、県警は7月に再発防止に向け、緊急所属長会議を開いていました。

(7月 大原光博 静岡県警本部長)

「法を執行する警察による事案は、県警察への県民の信頼を裏切るもので、きわめて遺憾」

しかし、その5日後にも、覚せい剤取締法違反の疑いで、裾野署の警察官が逮捕。

そして今回の事件で7月以降に4人目の逮捕者となりました。

県警の監察課は、「事案については承知している。警視庁の捜査結果などを踏まえて適切に対処していく」とコメントしています。

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