ユナイテッド、レアル・マドリードにマルシャルの買い取りオプション付きレンタルを提案か

写真:テン・ハフ監督政権では出番が限られているマルシャル

イギリス『デイリーメール』電子版によると、マンチェスター・ユナイテッドが同クラブに所属するフランス代表FWアントニー・マルシャルについて、レアル・マドリードに買い取りオプション付きのローン移籍を打診しているという。

マルシャルは2015年にモナコからマンチェスター・ユナイテッドに加入。センターフォワードとして先発出場した先週末のプレミアリーグ第3節ノッティンガム・フォレスト戦が同クラブでの公式戦通算300試合目の出場だった。この試合ではノーゴールだったが、これまでに通算88ゴールを記録している。

ただ、エリク・テン・ハーグ監督のもとでは絶対的な戦力ではなく、今夏の新戦力であるデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドがケガから復帰すれば、チーム内での序列はさらに下がると見られている。

そこでマンチェスター・ユナイテッドは、レアル・マドリードにマルシャルのローン移籍を打診したという。レアル・マドリードでは今夏、フランス代表FWカリム・ベンゼマがアル・イテハドに移籍。エスパニョールからスペイン代表FWホセルをレンタル移籍で獲得したが、ストライカーの補強はこの1件のみで、さらに週末のラ・リーガ第2節セルタ戦ではブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールも右足ハムストリングを負傷し、1カ月程度、離脱すると言われている。

前線の人員不足に陥ったレアル・マドリードにとって、マンチェスター・ユナイテッドからの“逆オファー”は願ってもないもののように見える。また、マルシャルは2021-22シーズンの後半にセビージャにローン移籍している。ケガの影響などもあって本領を発揮することはできなかったが、ラ・リーガの環境を少なからず知っている点はメリットと言えるだろう。

また、マルシャルのローン移籍には1280万ポンド(約23億6060万円)での買い取りオプションも付帯されているようで、両クラブによる交渉の行方に注目が集まる。

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