化粧品大手ポーラ（東京）は28日、宇宙で使えるスキンケア化粧品「COSMOLOGY（コスモロジー）」をANAホールディングス（HD）と共同開発したと発表した。宇宙航空研究開発機構（JAXA）に化粧品として初めて採用され、国際宇宙ステーション（ISS）に2024年ごろ搭載される予定だ。一般向けにも今年10月1日に発売する。
開発したのは洗顔料と保湿剤。洗顔料は、宇宙で貴重な水を使わない拭き取りタイプにした。重力が小さいと液体は飛散するため、保湿剤は半固形のクリームで、肌にのばすと液状に変化する。
宇宙は極度に乾燥することから、保湿剤には独自の保湿成分を配合した。
