【回転寿司 発祥の地】外食文化の大革命!東大阪「廻る元禄寿司」

ビール工場見学から生まれた「回転寿司」

今から70年以上前、日本は高度成長期で街は活気に溢れ、立ち食い寿司屋だった元禄寿司にも大勢の人が訪れていました。高級食だったお寿司をたくさんの人に食べてもらいたい思いから、一皿20円という手頃な価格設定を実現。しかしその思いとは裏腹に、深刻な人員不足に悩んでいた先代社長。

そのときビール工場を見学したことが偶然のひらめきでした。ベルトコンベアで運ばれてくるビールを見て、同じように寿司をレーンの上で回すことを着想。10年の試行錯誤を経て「回転寿司」の原型、コンベア旋回式食事台ができました。

その結果、人手不足の解消だけでなく、「お寿司が回る」という未知のアイデアで、外食文化に新たな娯楽をもたらしました。

定番だけじゃない!変わりダネ軍艦にも注目

お寿司と言えば「マグロ」に並び大定番なのが「トロサーモン」。元禄寿司も言わずもがな、たっぷり脂が乗ってとろける美味しさですが、人気商品だけではもったいない。ほかではあまり見ることのない、変わりダネ軍艦が多数揃っているのです。

そのなかでも、常連さんが「これは外せない!」と言っていたおすすめのネタ2つをご紹介します。1つ目は「なめ茸うずら」。なめ茸の塩味、うずら卵の甘さが絶妙なバランスで、シャリともよく合うんです。

2つ目は「ぷりぷり海老マヨ」。名前の通りぷりっぷりの海老が、甘めの自家製ソースに包まれて美味しさ増大。子どもから大人まで親しみやすい味で、パクパク食べちゃえます。

おひとり様にもおすすめな空間

元禄寿司の客席は、大小2つのレーンを客席が囲む全カウンター席スタイル。回っていないネタを注文すると、握りたてのお寿司を大将が手渡ししてくれる距離感の近さです。

そんな店内には、目の前のお寿司を堪能するおひとり様がたくさん。もちろん、ご家族やご友人と肩を並べて食べるのも楽しいですよ。

創業当時から変わらない思い

一人でも多くの人にお寿司を安く、速く提供したいという思いから生まれた回転寿司。元祖・元禄寿司は、東大阪の町工場で働く人や学生を、アイデアと情熱で支えてきました。

その思いは今も変わらず、一皿143円と手軽な価格から楽しむことができます。回転寿司はじまりのお店で、お寿司を思う存分味わってみてはいかがでしょうか?

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