サウジのムハンマド皇太子が物流センターの基本計画を公表、王国を世界的物流ハブに変容へ

リヤド(サウジアラビア), 2023年8月28日 /PRNewswire/ -- サウジアラビアの皇太子、首相兼運輸物流最高委員会議長のムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジズ・サウド(Mohammed bin Salman bin Abdulaziz Al Saud)殿下は、王国の物流部門インフラストラクチャーをさらに発展させて同国経済を多様化し、主要投資先、世界的物流ハブとして王国の地位を強化することを目指す物流センターの基本計画を公表しました。

Crown Prince Mohammed bin Salman launches the master plan for logistics centers to enhance the Kingdom's position as a leading investment destination and transform it into a global logistics hub

物流センター基本計画は、国家運輸物流戦略(NTLS)の目標に沿って王国の物流部門を強化する継続的な取り組みの延長であると、皇太子は確認しました。目標は、物流部門を発展させて経済成長を支え、国際貿易ネットワークと世界的サプライチェーンの国内、地域、国際における接続性を高めることです。さらに、この計画は、民間部門との連携を促進し、雇用機会を拡大し、アジア、欧州、アフリカの三大大陸を結ぶ戦略的な地理的位置を利用して、世界的な物流拠点としての王国の地位を強固にすることを目指しています。

物流センター基本計画はサウジアラビアの重要戦略地域に広がる59センターの概要を示しており、総面積は1億平方メートルを超えます。これには、リヤド州の物流センター12カ所、メッカ州の12カ所、東部州の17カ所、他各州18カ所が含まれます。現在進行中の作業は21センターを重点としており、2030年までに全センターの完成を目標としています。これらのセンターにより、各地の産業はサウジ産品を効率的に輸出できるようになり、王国のさまざまな州、都市、県内の物流センターと流通ハブ間の迅速な接続を促進することで電子商取引も支援できます。計画は、特に統合物流免許の導入により、高水準の追跡を促進し、物流活動免許の取得手続きを容易にもします。これまでにこの免許は、関係政府機関との協力で2時間の免許交付イニシアチブであるFASAHを立ち上げたほか、1500社以上の国内、地域、国際的な物流企業に付与されています。

物流サービス部門は王国の経済・開発の多様性を推進する有望な柱となっています。部門別の成長の大幅な飛躍を達成し、経済と開発への寄与拡大を目的としたさまざまな質的取り組みと重要な発展が見られます。運輸物流サービス省(Ministry of Transport and Logistics Services、MOTLS)は、物流サービス産業の発展、輸出戦略の強化、投資機会の拡大、民間部門との連携確立を目指すモデルによって運営されています。

王国が2023年4月に、世界銀行の世界の物流パフォーマンス指数の物流効率国際順位を17上げて160カ国中38位に浮上、輸送・物流システムで重要な成果を上げたことは注目に値します。MOTLSはまた最近、物流分野で一連の取り組みを開始し、この重要な部門で機能効率を改善し、プロセスを再設計、世界的な最良事例を導入して、世界的な物流ハブとしての王国の地位を強化しました。これらの取り組みには、リヤドのキングサルマン国際空港での統合民間物流ゾーンの開設が含まれ、Appleがこのゾーンへの最初の国際投資家となります。NTLSの重要な優先事項の1つは、2030年までに王国を物流パフォーマンス指数で世界の上位10カ国の中に入れることです。

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