高齢バイデン氏に77%不安 米国民、世論調査

バイデン米大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】AP通信は28日、来年の米大統領選で再選を目指す民主党のバイデン大統領(80)について、国民の77%がもう1期4年を務めるには「高齢過ぎる」と不安視しているとの世論調査結果を発表した。返り咲きを狙う共和党のトランプ前大統領(77)に関しては51%だった。

 調査はAPとシカゴ大世論調査センター(NORC)が今月10~14日、1165人に実施した。

 最初に浮かぶ言葉を尋ねたところ、バイデン氏については26%が「時代遅れ」「年寄り」など高齢に関係する単語を挙げた。15%が「動きがのろい」「混乱している」「へま」だと答えた。

 トランプ氏について高齢に関する言葉を挙げたのは1%だったが、「汚職」「犯罪者」「うそつき」などに言及したのは23%に上った。

 バイデン氏は史上最高齢の米大統領。2期目を務めた場合、任期終了時に86歳となる。トランプ氏が大統領選で勝利した場合、任期を終える際には82歳。

 ジャンピエール大統領報道官は28日の記者会見で「大統領は経済や保健の分野で多くを成し遂げた」と述べ、年齢は問題ではないと強調した。

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