一里塚跡がありました【駅ぶら】06京王電鉄 京王線043

※2023年5月撮影

トップ画像は、上北沢駅から北に歩いた甲州街道「甲州道中一里塚跡」の杉並区教育委員会の案内です。

甲州街道の北側歩道に案内は立っています。奥は新宿方面です。

※2023年5月撮影

杉並区教育委員会の案内は以下です。

「甲州道中一里塚跡

江戸時代、五街道のひとつであった甲州道中(街道)は、江戸日本橋を起点として、内藤新宿、高井戸、府中、八王子、甲府を経て上諏訪に至り、つぎの下諏訪で中山道に合するようになっていました。

この街道を利用した諸大名は、信州高嶋藩、同高遠藩、同飯田藩の三藩でした。また甲府には、江戸幕府の甲府勤番がおり、幕府諸役人の往来もありました。

この場所の前方、高速道路下に、日本橋から数えて四里目(約16キロメートル)を示す「一里塚」がありました。

当時の旅人はこの「一里塚」を見て、道程(みちのり)を知り、駄賃などの支払いをしました。

塚は五間(約9メートル)四方、高さ一丈(約3メートル)を基準として土を盛り上げて築き、榎(えのき)が植えてありました。

昭和五十四年二月一日 杉並区教育委員会」

・・・つまり現在は中央高速道路の高架と甲州街道があるだけです。

「一里塚跡」から少し東に「鎌倉街道入口」があります。

※2023年5月撮影

甲州街道の北側に渡ってふり返っています。ちょっと面白そうな金物屋さんがあります。

※2023年5月撮影

鎌倉街道を北に歩いて行きます。

※2023年5月撮影

玉川上水緑地(杉並区立玉川上水第二公園)の緑が両側に拡がっています。

※2023年5月撮影

深い緑を吹きぬける風に癒されます。閑かでいいですよ~。

※2023年5月撮影

○○ラジオ、住宅街の古い電気屋さんですが・・・店はやめてしまったのかな。

※2023年5月撮影

先で道は分かれています。鎌倉街道は右です。

※2023年5月撮影

正面に庚申堂が現れました。

※2023年5月撮影

次回は庚申堂を拝見します。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)

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