開業後LRTと迎える最初の平日 通勤と通学の利用者は?

 LRT・ライトラインの開業から28日で3日目となり、初めての平日を迎えました。停留場には早速通勤や通学でLRTを利用する人たちの姿が多く見られました。

 朝、宇都宮駅東口の停留場では、市と宇都宮ライトレールの職員たちが、乗客の誘導や乗車の仕方を案内していました。宇都宮ライトレールによりますと、27日は混雑の影響でダイヤに約1時間の遅れが生じるなど混乱もありましたが、けさは目立った乱れはなかったということです。

 混雑回避の目的などからICカードの利用が推奨されているLRTですが、とちぎテレビの調べでは乗車した9割以上の人がICカードを利用していました。

 また、沿線の宇都宮清陵高校では28日から2学期がスタートしました。LRTの開業に伴い路線バスを運行する関東自動車では、27日からLRTの路線と重複している路線を中心に廃止を行ったり、新たに路線を設けて運行を行うことでLRTの使用を促しています。多くの生徒たちは28日からLRTに切り替えましたが、特に混乱もなく通学していました。

 また、LRTと徒歩で職場へ通勤することになった視覚障がい者の男性は、乗車の方法や歩行ルートの段差など危険な箇所を家族に付き添われながら確認していました。

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