イ・ソンミン 特殊メイクで80代の老人に 老人たちのアクションの舞台裏も 「復讐の記憶」メイキング

2023年9月1日より劇場公開される、イ・ソンミンとナム・ジュヒョクが初共演した映画「復讐の記憶」から、イ・ソンミン、ナム・ジュヒョク、イ・イルヒョン監督らスタッフが製作の舞台裏を語ったインタビューと撮影風景を収めたメイキング映像が公開された。

現在54歳のイ・ソンミンは、特殊メイクで80代の老人を演じた。数々のテストを繰り返して完成した特殊メイクには、毎日2時間から2時間半がかけられたという。さらには、「顔だけで老人になるわけではないので、歩き方や話し方」に気を配り撮影に臨んだというイ・ソンミンを見たナム・ジュヒョクは、「本当の老人のようでした」と振り返っている。

本作の見どころの1つである、バラエティに富んだアクションシーンを作り上げたのは、「アシュラ」「新感染 ファイナル・エクスプレス」などで武術監督を務めたホ・ミョンヘン。「通常アクションは速い動きを求めるが、今回は老人たちのアクションなので、通常スピードの半分ぐらいにすることで現実味を出した」ことを明かしている。ほかにも、イ・ソンミンをキャスティングした理由が語られるほか、ナム・ジュヒョクの撮影風景などが見られる。

「復讐の記憶」は、80代の老人ピルジュと20代の青年インギュを描いた作品。過去に家族全員を理不尽な出来事で亡くしたピルジュは、裏切り者への復讐を心に誓って生きてきた。認知症で自分の記憶が長くは続かないと悟った彼は、処刑すべき5人の名のタトゥーを指に彫り、60年前から計画していた復讐殺人を開始する。青年インギュが運転手として雇われるが、何も知らないインギュは、監視カメラに映り込んだことで第一容疑者にされてしまう。復讐を成し遂げたいピルジュと、ピルジュに巻き込まれたインギュ。2人は予測不能な追走劇へ身を投じ、やがて衝撃の真実が明らかになる。

ピルジュを演じるのは、「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」で大鐘賞映画祭の主演男優賞を受賞したイ・ソンミン。特殊メイクで80代の高齢者に変貌した姿を見せる。インギュ役のナム・ジュヒョクは、映画デビュー作「安市城 グレート・バトル」で青龍映画賞や韓国映画評論家協会賞などの新人男優賞に輝き、韓国版「ジョゼと虎と魚たち」やドラマ「二十五、二十一」などの出演作がある。監督は、「華麗なるリベンジ」のイ・イルヒョンが務めている。

【作品情報】
復讐の記憶
2023年9月1日(金)より シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開
配給:ハーク
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