バイエルンがチャロバー獲得の交渉開始、チェルシーは完全移籍のみを希望

[写真:Getty Images]

バイエルンがチェルシーのイングランド人DFトレヴォ・チャロバー(24)獲得に向けて交渉を進めているようだ。

チェルシーの下部組織出身であり、2021年にファーストチームデビューを飾ってからは公式戦通算63試合に出場しているチャロバー。しかし、今シーズンはモナコのフランス代表DFアクセル・ディザジ(25)が新たに加わり、移籍の可能性も取り沙汰されていたU-21イングランド代表DFレヴィ・コルウィルも残留したことで、出場機会減少が確実視されていた。

負傷の影響もあり、今シーズンはまだ出場がないチャロバーだが、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、かねてより獲得を望んでいたバイエルンが交渉を開始した模様。トーマス・トゥヘル監督は、チェルシー時代に指導したイングランド人センターバックを高く評価している。

ただし、チェルシーは完全移籍のみを希望しており、レンタル移籍の提案は拒否したとのこと。移籍金を4500万ポンド(約82億3000万円)に設定したとも報じられており、交渉は続くとみられている。

また、チャロバーの獲得が成功すれば、バイエルンはフランス代表DFバンジャマン・パヴァール(27)の売却を許可する可能性が高まる模様。同選手はインテル移籍を熱望しているが、クラブ間合意に至っておらず、状況はこう着している。

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