【MLB】ドラフト全体1位のルイスが2試合連続満塁弾 前田は大量援護も4回6失点で勝ち負けつかず

写真:2日連続で満塁本塁打を放ったルイス

ツインズの前田健太は8月28日(日本時間29日)に本拠地で行われたガーディアンズ戦に先発。前田は乱調で勝ち負けつかずも、この試合でツインズの若手野手ロイス・ルイス(24歳)が球団初の快挙を成し遂げた。

2回表、前田が連打を浴びて4失点すると、その裏の攻撃でツインズ打線は爆発。ボークやタイムリーで2点を奪い、なおも二死満塁のチャンスを作ると2番ルイスが逆転の満塁本塁打を放った。ルイスは前日のレンジャーズ戦でも満塁弾を放ったばかりであり、2日連続での満塁本塁打は球団史上初となった。

逆転してもらった前田はその後も立ち直ることができず、3回にソロを浴びると4回にも1点差に追いつかれるタイムリー二塁打を許すなど4回7安打6失点の乱調。味方打線が4回までで10点を奪う猛攻をみせたおかげで負け投手にこそならなかったものの、4失点以上を喫したのは4月26日に3回10失点して以来だ。

2017年にドラフト全体1位指名を受けツインズに入団したルイスは、入団後もMLB公式が発表するプロスペクトランキングで球団内1位と評価されるなど大きな期待を受けていた。しかし2021年のスプリングトレーニング中に右膝の前十字靭帯を断裂し全休。翌2022年には5月にメジャーデビューを果たしたもののわずか12試合の出場で再び右膝前十字靭帯を断裂しシーズン全休になるなど、近年プレー中のケガに悩まされてきた。

今季のルイスは前年怪我をした日からちょうど1年となる5月29日にメジャーに復帰。今日の試合が通算50試合目の出場となったが、昨季のキャリア初本塁打も含め通算10本塁打のうち3本が満塁弾。まだ新人資格を持っているルイスだが、すでにメジャー屈指の“満塁男”と呼んでもいいのかもしれない。

前田の今季成績は16試合の先発登板で3勝7敗、防御率4.69、78回2/3、91奪三振、WHIP1.21。ルイスの今季成績は38試合で打率.317、8本塁打、28打点、OPS.887、2盗塁となった。

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