米WSJ「SKハイニクスは10年前からHBMに投資」「NVIDIAへの主要供給社に」

米WSJは27日(現地時間)、「SKハイニックスはNVIDIAのAIチップパートナーで、株価が急騰している」というタイトルの記事を掲載し「比較的よく知られていないSKハイニックスが世界で最もホットな半導体分野の一つを支配している」と報じた。

※WSJの当該記事:https://www.wsj.com/tech/this-company-is-nvidias-ai-chip-partnerand-its-stock-is-soaring-a31e2a9d

SKハイニックスは、NVIDIAへの最高級AIプロセッサチップのための最新の高帯域幅メモリ(HBM)の主要サプライヤーだ。

HBMは複数のDRAMを垂直に連結し、従来のDRAMよりデータ処理速度を革新的に引き上げた製品で、大規模データ学習に必要なAIに欠かせない。

同メディアは「SKハイニックスは長い間、メモリチップ分野の主要企業だったが、先駆者とは見なされなかった」とし、「しかし、10年前、競合他社よりもHBMに積極的に投資し、AIアプリケーションが浮上し、初期の勝者の一社として浮上した」と評価した。

また、メモリ半導体の低迷にもかかわらず、株価は年初から約60%上昇し、サムスン電子の上昇率の3倍に達し、マイクロンとインテルの約30%の上昇率を上回ったと伝えた。SKハイニックスは第2四半期に約22億ドルの純損失を記録した。

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