海上で見る夕日、特別なひととき 庄内浜クルーズ・ANAなど企画、けん玉ショーも

けん玉パフォーマンスなどが披露され、海上で夕日を楽しんだ「庄内浜夕陽サンセットクルーズ」

 ANAあきんど庄内支店(酒田市)とJR東日本庄内統括センター(同市)、やまがたアルカディア観光局(長井市)は26日、酒田市の酒田港と飛島を結ぶ定期船「とびしま」を使った「庄内浜夕陽(ゆうひ)サンセットクルーズ」を展開した。鶴岡市の湯野浜沖などを航行し、市内外の約150人が船上でのアトラクションを楽しみながら日本海に沈む夕日を鑑賞した。

 三者が庄内地域と置賜地域の交流促進や各地域の観光業の盛り上げを図るため企画した。庄内地域などの魅力を発信しているANAの客室乗務員「ANA SHONAI BLUE Ambassador(庄内ブルーアンバサダー)」が船内アナウンスを担当。来年の羽越本線開業100周年や長井、南陽、西置賜の観光地を紹介した。

 クルーズは酒田港を午後5時に出港し、湯野浜沖を経由して戻る約1時間半の船旅。夕日が照らす中、長井市地域おこし協力隊員で、けん玉世界チャンピオンのニック・ギャラガーさんがけん玉パフォーマンスを披露した。揺れる甲板上で、10連けん玉などを成功させ盛り上げた。

 日没の瞬間は船の速度を落とし、参加者の多くがカメラのシャッターを切っていた。家族4人で参加した鶴岡市朝暘四小2年鈴木陽斗君(8)は「夕日がすごいきれいだった」と笑顔で語った。

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