19回目の富士桜はアウトとインを“ひっくり返し” 大会2勝の石川遼が兄弟参戦

昨年大会でツアー初優勝を飾った大西魁斗(撮影/大澤進二)

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 事前情報◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)

ことしで51回目となる伝統のトーナメントが大きく装いを変えて31日(木)に開幕する。2005年に会場を移して19回目の山梨・富士桜CCは、アウトとインをそのまま入れ替えるレイアウトを採用。昨年パー5だった6番が497ydのパー4として15番となり、パー70にも変更された。後半に池が絡むホールが増えることで終盤のドラマを演出しそうだ。

前年大会は大西魁斗がパク・サンヒョン(韓国)とのプレーオフを制してツアー初優勝。米下部コーンフェリーツアーに挑戦した24歳は、ディフェンディングチャンピオンとして今季初めて国内ツアーに出場する。同じくコーンフェリーツアーを戦っていた桂川有人も4月「中日クラウンズ」から約4カ月ぶりの日本ツアーとなる。

賞金レースを引っ張る中島啓太はアマチュアだった2016年大会以来の富士桜。賞金ランク3位の蝉川泰果はツアー屈指のロングコースに初めて挑む。

2009年から2連覇した石川遼にとっては好相性の舞台。過去11回の出場で予選落ちは12年大会のみ。2勝を含めてトップ5フィニッシュが7回を数え、2年前にも最終日を首位で迎えて史上初の富士桜3勝目に迫った。弟の石川航がマンデートーナメントを突破し、この大会では初めて兄弟がそろう。

29日に予選ラウンドの組み合わせが発表され、昨年優勝の大西は河本力、永野竜太郎と、前週優勝のソン・ヨンハンは今平周吾、金谷拓実と同組。また石川遼は稲森佑貴、片岡尚之と同組。中島啓太、蝉川泰果、平田憲聖は“同学年同組”となった。

<主な出場予定選手>
大西魁斗、池田勇太、石川遼、今平周吾、岩田寛、片山晋呉、桂川有人、金谷拓実、河本力、小平智、蝉川泰果、ソン・ヨンハン、中島啓太、永野竜太郎、平田憲聖、宮里優作

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