迷惑電話相談、福島県警へが最多 74件、処理水巡り

総務省、警察庁、国家公安委員会、(中央合同庁舎2号館)

 東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り、警察庁は29日、中国からとみられる迷惑電話に関する31都府県警への相談計225件のうち、74件が福島県警への相談で、最多だったと明らかにした。放出を始めた24日から28日正午までの数を集計した。

 警察庁によると、次いで警視庁(東京)が42件で、愛知19件、千葉15件、山形13件で続き、残りは1桁か相談なしだった。自治体や飲食店などの店舗、民間事業者などから相談があった。

 各地の警察が捜査を進めているとみられ、警察庁は「引き続き具体的な被害の発生状況などの把握に努め、適切に対応していく」としている。

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