梅田で連日行列のミルフィーユ店、関西2号店も初日から賑わい

テイクアウト可能な創作ミルフィーユで知られる「GARIGUETTE(ガリゲット)」が8月29日、大阪・梅田に続く関西2号店を、「三条名店街」(京都市中京区)にオープン。開店の1時間前から多くの人々が列を作った。

片手で持てるカジュアルなミルフィーユは、大胆に割って動画撮影を楽しむ人も

ナイフとフォークを使って食べるミルフィーユを、片手で食べられる仕様にした「ミルプレッセ」が看板商品の同店。パイ生地に空いた円形からフルーツやクリームが顔を覗かせる可愛らしい見た目に加え、「ザクザク感」を表現する「音ジェニックスイーツ」としてもSNSで話題を呼び、梅田店では連日行列を作っている。

高温短時間で焼き上げるミルプレッセを一つひとつ手で作り上げていく工程を、伝統を受け継ぐ京都の職人の手仕事と重ね、リスペクトを込めて出店に至ったという今回の新店舗。大正時代に建てられたとされる歴史ある町家をリノベーションし、店内には40席と、梅田店と比べてイートインスペースも充実している。

「京都店」限定メニューは4種。うち3つは、「禅(宇治抹茶クリーム)」(1200円)をはじめ、京都・宇治のお茶専門店「売茶中村」の抹茶やほうじ茶を使った和テイストに。担当者は、「目の前で注文したミルプレッセが出来上がっていくライブ感を楽しんでもらいつつ、キャラメリゼしたパイ生地に玉露をのせた際のお茶の香りも楽しんでもらえれば」と話す。

和テイストとはひと味違う、京都店限定メニュー「柚子チーズクリーム(柚子チーズクリーム&黒ゴマソース)」(1400円)。柚子チーズクリームに京都の丹波黒豆と黒ゴマソースをサンドし、すっきりとした酸味のある味わい

オープン初日、最前列に並んでいた客は「1時間以上前から並んでいます」と話し、「大阪でいつも行列なのを知っていて、いつか行きたいと思っていた。仕事帰りに前を通り、京都でオープンすると知り、今日を楽しみに待っていた。初めてなので、まずは定番の『ナポレオン(特製カスタードクリーム&いちご)』を食べてみたい」と笑顔で語った。

担当者は「限定メニューを用意しているので、梅田店に一度来たことのあるお客様にも来てほしい。また、京都・河原町三条は外国人観光客が多い立地。ミルフィーユは、本来フランスのお菓子だが、日本風にアレンジするとこんなに面白くなるということを知ってもらえれば」と期待を寄せた。

ほかにも「サラダニソワーズ」(1300円)をはじめとする惣菜系メニューや期間限定メニューもスタンバイ。営業時間は昼11時から夜8時まで。

取材・文・写真/宮口佑香

GARIGUETTE 京都 (ガリゲット キョウト)

場所:京都府京都市中京区石橋町17番2
営業時間:11:00~20:00 ※不定休
電話:075-746-2988

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