陸自オスプレイ、沖縄で初飛行も 10月の日米訓練で検討

陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイ

 陸上自衛隊は29日、九州などで10月に実施する米海兵隊との日米実動訓練で、陸自の輸送機V22オスプレイを沖縄県で初めて飛行させることを検討していると明らかにした。理由について「オスプレイは速度や航続距離に優れ、広範囲で活動可能な利点を生かしたい」と説明している。

 陸自によると、訓練では離島防衛を想定。艦艇や航空機、陸上部隊との戦闘に加え、補給品輸送など後方支援の要領も確認する。陸自オスプレイが沖縄県で飛行するケースは、前線で負傷した隊員の後方への搬送や、離島住民を輸送する場面となる可能性がある。

 陸自オスプレイは2020年から千葉・木更津駐屯地に暫定配備されている。

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