圏央道建設促進県民会議  早期の全線開通・4車線化など求める 千葉

圏央道建設促進県民会議  早期の全線開通・4車線化など求める 千葉

 首都圏中央連絡自動車道「圏央道」の建設促進を目指す県民会議の総会が8月29日、千葉市内で開催され、早期の全線開通と4車線化などを求めていくことが採択されました。

 総会には県内自治体や経済団体、それに一般企業などから成る「圏央道建設促進県民会議」の会員など約100人が出席しました。

 総会では、2023年度の事業計画案などが承認されたほか、圏央道の整備促進に向けて国などに引き続き要望していくことが採択されました。

 要望では、整備の促進により沿線地域で観光客の増加や物流拠点などの企業立地も進み、経済効果が見込めるとしています。

 また、災害時の救援物資の緊急輸送路などとして重要な機能を有しているとして、1日も早い全線開通と、暫定2車線区間の早期の4車線化などを求めています。

 圏央道は、関東の1都4県を環状に結ぶ総延長約300キロの自動車専用道路で、県内で唯一の未開通区間の大栄JCTと松尾横芝IC間の18.5キロは、2024年度中の開通を目指していましたが、工事の遅れなどから国交省千葉国道事務所は7月、開通見込みの時期を見直すことを発表しています。

© 千葉テレビ放送株式会社