ワクチンについて専門家が議論する厚生労働省の小委員会は29日、これまで乳幼児が別々に打っていた4種混合とインフルエンザ菌b型(ヒブ)のワクチンについて、二つを合わせた5種混合ワクチンを新たに定期接種に導入する方針を了承した。今後、上位の専門部会や分科会で接種開始日などを議論する。
4種混合は百日ぜき、ジフテリア、破傷風、ポリオ予防のワクチン。ヒブは感染すると肺炎や敗血症などを発症する場合があり、2013年にワクチンが定期接種に導入された。いずれも基本的には計4回打つ必要があり、まとめることで負担が軽減される。
メーカー側は来年4月には5種混合ワクチンを供給できるとの見解を示した。