入院患者のカードで買い物か 詐欺容疑で市民病院の看護師逮捕

滋賀県警大津署

 不正に入手したクレジットカードでギフトカードを購入したとして、滋賀県警大津署は29日、詐欺の疑いで、大津市民病院の看護師の女(28)=大津市=を逮捕した。

 逮捕容疑は、7月26日、大津市内の量販店で、不正に入手したクレジットカードでギフトカード100枚(販売価格10万円)を購入し、だまし取った疑い。容疑を認めているという。

 同病院がこの日会見を開き、女が不正入手したクレジットカードは入院患者のものとみられると説明した。2019年7月~23年7月、患者からクレジットカードや現金がなくなったとする申告が計11件あり、いずれも女が勤務していた入院病棟で発生していたという。

 河内明宏理事長は「患者が心身を癒やす場所である病院でこのような行為が行われ、深くおわび申し上げる。再発防止に全力で取り組む」とのコメントを出した。

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