宮城・宮崎で強盗 グループ指示役に懲役13年の判決「高齢者を狙い悪質」

宮城・角田市などで起きた強盗事件の裁判で、仙台地裁は29日、指示役の男に懲役13年を言い渡しました。

起訴状によりますと、東京都の城本隼被告(34)は実行役の男らと共謀し、去年4月、角田市の住宅に現金を奪う目的で侵入して当時62歳の女性にけがをさせた強盗致傷などの罪に問われています。

城本被告を中心とするグループは、角田市に加え宮崎県内でも高齢者を狙った強盗事件を起こしていて、実行役の男ら3人は懲役7年から10年の刑が確定しています。

判決で仙台地裁は「城本被告は実行役らに報酬を支払い、必要な費用を負担するなど首謀的な立場だった」と指摘しました。その上で「高齢者を狙った悪質な犯行で重い処罰が必要」として懲役13年の判決を言い渡しました。

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