J3残留争い中のYS横浜が星川敬監督を解任、女子サッカー界で実績残すもJ初挑戦は1年3カ月で幕「J3残留を果たす事を心から応援しています」

[写真:©︎J.LEAGUE]

Y.S.C.C.横浜は29日、星川敬監督(47)の解任を発表した。後任は決まり次第発表されるという。

星川監督は、現役時代はヴェルディ川崎(現:東京ヴェルディ)でプレー。引退後、日テレ・ベレーザ(現:日テレ・東京ヴェルディベレーザ)のコーチや監督を歴任し、2010年にINAC神戸レオネッサの監督に就任。皇后杯やなでしこリーグ連覇など3シーズンで5つのタイトル獲得に貢献した。

その後、チェルシーレディースのコーチを務めると、ポーランドやスロベニアの男子チームでコーチなどを務めると、2021年にINAC神戸に復帰。2021年に創設されたWEリーグでは初代女王にチームを導くなど、女子サッカー界で手腕を奮ってきた。

2022年5月にYS横浜の監督に就任し、日本では初めて男子のトップチームを指揮。チームは明治安田生命J3リーグで16位という結果に終わっていた。

2年目となった今シーズンはさらに厳しい戦いを強いられており、J3の24試合を終えた時点で6勝9分け9敗の勝ち点27で18位と残留争いに巻き込まれている。

星川監督はクラブを通じてコメントしている。

「まずは自分の考えをピッチ上であれだけ表現してくれた選手とそれをサポートしてくれたスタッフに感謝したいです」

「特に今シーズンはコンセプトも難解だったと思う中、自分たち独自のフットボールを展開出来た事に日々、喜びと発見と新たな可能性を感じていました。しかしながらそんなシーズンを最後まで一緒に戦えなくなってしまった事を本当に申し訳なく思っています」

「ただ、まだ降格圏でもないですし、今後は新しい監督のもと、引き続き目的でもあるJ3残留を果たす事を心から応援していますし祈っています」

「最後に、どんな時も熱い応援をしてくれたサポーターの皆さん、試合運営に携わってくれたボランティアスタッフやセカンドチーム、アカデミーの選手達、フットサルチームの皆さん、そして今シーズンも色々なサポートをして頂いているスポンサーの皆様、本当にありがとうございました」

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