Jリーグ現役監督、夏場に危機感 開幕時期、8月ごろへの移行案

 Jリーグは29日、開幕時期を2月から8月ごろへ変更するシーズン移行案に関する現役監督の意見を公表し、現行では夏場にプレーの質が下がる課題や、シーズンを同時期とすることで日欧間の選手移籍上の利点を挙げる声が多くを占めた。

 東京都内での理事会後に樋口順也フットボール本部長が説明した。全60クラブ中57クラブの監督が、8月に4回に分けて実施したオンライン会議に参加。発言した33クラブの監督のコメントが匿名で明かされた。シーズン移行により冬季中断が長期に及ぶ懸念や、降雪地域での練習環境整備を訴える意見もあった。

 Jリーグは9月以降、各クラブと意見交換を進めながら検討を続ける。

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