見つけた大粒、つやつや 寒河江・観光ブドウ園の開園式

大粒に実ったブドウをもぎ取る園児=寒河江市米沢

 寒河江市米沢の農業鈴木伸吉さん(73)=同市高松=が経営する観光ブドウ園で29日、開園式が行われた。地元の保育所の子どもたちが大粒ブドウをもぎ取った。市内には観光ブドウ園が計2カ所あり、本格営業は9月1日から予定している。

 鈴木さんの園地は広さ30アールで、巨峰、翠峰(すいほう)などを栽培している。鈴木さんによると、今年は花が咲く6月中旬の気温が高く、例年以上に粒が大きくて甘みが強いという。式典では関係者がテープカットをした後、同市のたかまつ保育所の年長児14人がたわわに実ったブドウをもぎ取った。

 木になっているブドウを初めて見たという高橋七煌(なつき)ちゃん(6)は「大きくてつやつやしている」とうれしそうな様子だった。観光ブドウ園は9月末まで営業。1時間食べ放題で、中学生以上が1500円、小学生800円、3歳以上の未就学児500円。シャインマスカットは別で料金がかかり、同月10日から取り扱う。問い合わせは市周年観光農業推進協議会0237(86)1811。

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