全国農業者農政運動組織連盟（全国農政連）と全国農政協議会は２９日、東京・大手町のＪＡビルで臨時総会を開き、会長に長谷川浩敏氏（愛知県農政連盟委員長）を選任した。副会長には４氏を選んだ。任期は９月１日から２０２６年８月末まで。
長谷川氏は、立候補の受け付けなどの手続きを経て７月に内定していた。副会長兼幹事には佐野和夫氏（宮城県農協政治連盟会長）、鈴木政成氏（静岡県農政対策協議会委員長）、宮本隆幸氏（熊本県農業者政治連盟委員長）、金井健氏を選んだ。金井氏は幹事長を兼務。幹事長代理には生部誠治氏（ＪＡ全中農政部長）が就く。
長谷川氏は総会で、「まず取り組まなければならない課題は、２年後の参議院選挙で組織代表を選ぶことだ」と強調。得票数増加に向け、農政運動の意義や強化の必要性を組織で徹底的に議論する考えを示した。
長谷川氏の略歴は次の通り。
長谷川浩敏（はせがわ・ひろとし） 67歳。2017年JA尾張中央組合長。20年JA愛知中央会、JA愛知厚生連、JA共済連愛知会長、愛知県農政連盟委員長。21年全国農政連、全国農政協議会副会長。23年JA全厚連会長。
