【東京の平均気温は100年で何度上がった?】気象庁のデータを調べてみた!

もう8月も終わり、という時期になっても、まだまだ暑い! 体感的に「年々、暑くなってるなぁ」と感じているのは、きっと筆者だけではないはず。そこで、気象庁のデータを参考に、東京の平均気温がこの100年でどのように変わったのか調べてみることにしました。

150年前の8月は涼しかった!?

気象庁が、東京都の月の平均気温(※日平均気温の月平均値)の観測をスタートしたのは、今からおよそ150年前。明治になって間もない1875年のことです。

この年の8月の平均気温は24.9℃と、かなり涼しい印象。2023年の8月はまだ数日残っているものの、今年8月の平均気温は29.2℃(8月29日時点)で、4.3℃も上昇しています。

5年間の8月平均値を比較しても1875年〜1879年は25.7℃、対して2019年〜2023年は28.3℃と、2.6℃上昇しているのです。

東京の8月、歴代最高気温ランキングは?

続いて、東京の8月の最高気温(月平均気温)ランキングを見てみましょう。

東京 8月の歴代最高気温ランキング

1位:2010年/29.6℃

2位:1995年/29.4℃

3位:2013年/29.2℃

同率4位:2020年/29.1℃ 、 2012年/29.1℃

2010年の29.6℃が最も高かったことが分かりました。ランキングを見ると、1〜4位は1990年代・2000年代が並んでいます。

100年前の平均気温と2022年の平均気温を比較

夏以外の季節も、やはり気温は上昇しているのでしょうか? 100年前、1922年の1月〜12月までの月の平均気温と、2022年の平均気温を比較してみました。

この100年で年間の平均温度は2℃上昇していることがわかります。温暖化は着実に進行している……ということでしょう。

オマケ:2023年7月は観測史上最も暑かった!

ちなみに東京の7月の最高気温(月平均気温)は、2023年の今年が、1875年からの観測史上トップの28.7℃。7月中の1日の最高気温が最も高かったのは、2004年7月20日、東京で最高気温39.5℃でした。

7月から続く猛暑で体調を崩しがちな人も少なくありません。晩夏だと油断せず、しっかり熱中症対策していきましょう。

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