日本生まれのレモン品種「璃の香」の収穫ピーク/高松市内の農家【高松市】

高松市内の農家で、日本生まれのレモンの品種「璃の香(りのか)」の収穫がピークを迎えています。黄色に熟す前に出荷するグリーンレモンで、香川県内では近年、生産が広がっています。
国産品種のレモン「璃の香」は、国内で広く流通している「リスボンレモン」と宮崎原産のミカン「日向夏」を交配して9年前に誕生しました。
高松市鬼無町の小林康彦さんは県内でいち早く6年前から栽培。現在50アールの畑で「璃の香」を育てています。
8月29日は、100グラムほどある緑色の果実をはさみで手早く切り取っていました。
まろやかな香りと、控えめな酸味が特徴で、果汁はたっぷり含まれています。
皮が薄く、種も少ないため調理に適しているという「璃の香」。JA香川県も近年、生産拡大に力を入れています。
県内では現在、高松市内を中心に23人が手掛けていて、今年は昨年のおよそ1・5倍の10トンの出荷が見込まれています。県内のスーパーなどに9月下旬ごろまで出回るということです。

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