出合えたら幸運?「ブルービー」 玉野・深山イギリス庭園に飛来

花の蜜を求めて深山イギリス庭園に姿を見せているナミルリモンハナバチ

 玉野市田井の深山公園にある深山イギリス庭園で、青と黒のしま模様が鮮やかなナミルリモンハナバチが飛び交い、来園者の目を楽しませている。

 体長は1~2センチほどで、幸せを呼ぶ青いハチ「ブルービー」として親しまれる。庭園には2020年ごろから毎夏飛来。「夏花の庭」でミソハギの周りを飛び、その姿を捉えようと写真愛好家らが訪れている。

 倉敷市立自然史博物館によると、本州や四国、九州などで7~10月ごろにかけて見られるが、地域によっては絶滅危惧種にも指定されている。

 園内では体長が1センチほどのよく似たアオスジハナバチも姿を見せている。管理する玉野市公園緑化協会は「珍しいハチなので出合えた人はとても幸運。来園者全員に幸せを運んでほしい」と話している。

深山イギリス庭園で花の蜜を求めるアオスジハナバチ

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