台風接近でバスケW杯どうなる? FIBA「注視」 公式ファンゾーンとサテライト会場の中止も検討 沖縄

 沖縄市で開催されるバスケットボールワールドカップ(W杯)の期間中に台風11号が沖縄地方に接近する恐れがあることから、主催者の国際バスケットボール連盟(FIBA)は29日、「大会に影響を与える可能性を注視する」などと報道陣向けに声明を出した。FIBAは「状況の推移と大会への影響の可能性を常に注視しており、最新情報が入り次第、定期的にお知らせする」とした。

 県などでつくる開催地支援協議会も、台風11号の推移によっては県内4カ所の公式ファンゾーンとサテライト会場の中止を検討する。各会場には大型ビジョンが設置され、試合を中継している。

 同協議会事務局は「観客の安全が最優先。まだ情報収集している段階だが、状況によっては中止の判断もありえる」との認識を示した。

 大型ビジョンなどの撤去は時間を要するため、注意報や警報が発令する前の早い段階で判断するという。

 (梅田正覚)

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