コウチーニョにカタール移籍の可能性が浮上。バルセロナにも恩恵あり

写真:コウチーニョは出場機会を求めてカタールへ?

アストンヴィラで出場機会が激減しているブラジル代表MFコウチーニョに、カタール移籍の可能性が浮上しているようだ。イギリス『デイリーメール』電子版が報じている。

コウチーニョは2022年1月にバルセロナから半年間のレンタルでアストンヴィラに加入すると、リヴァプール時代のチームメートだったスティーヴン・ジェラード監督(当時)のもとで輝きを放ち、シーズン終了後には完全移籍に移行した。

しかし2022-23シーズン途中にジェラード監督が解任され、ウナイ・エメリ現監督が就任してからはチーム内での序列が低下。今夏、クラブがフランス代表FWムサ・ディアビとイタリア代表MFニコロ・ザニオーロを獲得するとさらに出場機会が限られるようになり、今シーズンのプレミアリーグでは開幕戦のニューカッスルでは途中出場からわずか3分間、第2節エヴァートン戦では同じく途中出場から21分間の出場にとどまり、第3節バーンリー戦では招集外となっていた。

そんなコウチーニョに対して、2022-23シーズンのカタール・スターズリーグ王者であり、首都ドーハに本拠を置くアル・ドゥハイルがオファーを送っている。アル・ドゥハイルは現在、元アルゼンチン代表FWのエルナン・クレスポが監督を務めており、昨今のサウジ・プロフェッショナルリーグのクラブと同様、ヨーロッパで活躍するビッグネームを獲得したいという野望を抱いているという。

また、アル・ドゥハイルへの移籍が実現した場合は、前所属先であるバルセロナにも恩恵がもたらされるという。モロッコのメディア『モロッコ・ワールドニュース』によると、コウチーニョがアストンヴィラに完全移籍した際、バルセロナは彼が次に移籍した際に発生する移籍金の50パーセントを受け取るという条項を付帯したという。財政難にあえぐバルセロナにとっても、コウチーニョの動向は気になるところのようだ。

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